イコライザ設定 - WaveClipper オンラインヘルプ

増幅/減衰させたい成分の周波数を指定します。
イコライザメニューでは低音用に100Hz、中音用に1000Hz、高音用に10000Hzを設定しています。

- ご注意 -

イコライザ1,2,3を使用することで最大3箇所の周波数を指定可能です。

「周波数」で指定した成分の増幅/減衰率をdBで指定します。
正の値は増幅率を、負の値は減衰率を指定することになります。
イコライザメニューではブースト用に6.02dB(2倍)/カット用に-6.02dB(0.5倍)を使用しています。

- ご注意 -

イコライザは周波数領域で処理を行うコンポーネントとして構成しています。
このため、大きな増幅/減衰率を指定して極端に異なる出力を得ようとすると位相の乱れ/ノイズが発生します。

増幅/減衰を適用する周波数領域の幅を指定します。
1.0指定時には指定周波数を中心に±10倍の領域に対してなだらかに変化する増幅/減衰率が適用されます。
幅を大きくすると変化曲線はよりなだらかになり、小さくすると鋭くなります。
イコライザメニューでは幅に1.0を設定しています。

- ご注意 -

幅を極端に狭くするとバンドパス/エリミネーション相当の処理も行えます。
ただし、イコライザでこれらの処理を行うと、多くの場合、位相の乱れ/ノイズが問題になります。
バンドパス/エリミネーション相当の処理はフィルターで行う事をお勧めします。
フィルターはFIRフィルタとして構成しているため、これらの問題が発生しません。