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T.Ishiiのソフト開発記 (現在開発中のソフトの進捗状況等をほぼ毎日書いています)

T.Ishii's Software Library (本ソフトを含めた作者の開発ソフトを紹介しています)

アップロード	バージョン	備考	ダウンロード
2024/02/11	1.1.4	マルチモニター対応・収録モニター性能向上等 (作者ブログのリリース記事)	ダウンロードページを開く

本ソフトにはYouTubeで再生されている動画を手軽に録画できる機能が搭載されています。
この機能を実現するためには、いくつかの技術が使われます。それらの概要は以下の通りです。

1. YouTubeを開いたWebブラウザの検出
　最前面ウインドウの名称に「YouTube」が含まれる事を確認します。
　→ウインドウ名はブラウザのタブに表示される名称になります。
2. 動画再生ページが表示されている事を検出
　トップページのウインドウ名は「YouTube」のみとなるため、それ以外のテキストが含まれる事を確認します。
　→検索結果表示時には「検索名 - YouTube」となりますが、この場合には別条件で録画対象から外します。
3. 全画面再生の検出
　動画再生ページが表示されたらウインドウサイズと画面サイズを比較します。
　→同一だった場合、全画面再生モード中であると判定します。
4. 通常表示モードの検出
　全画面再生ではない場合、ページ内の画像をチェックして通常の窓表示かシアターモードかを切り分けます。
　→同時に、ライトモードかダークモードかの切り分けも行います。
5. 映像表示領域の検出
　通常表示モードの場合、動画が再生される映像表示領域を画像認識により検出します。
　→基本的には、ページの背景色と異なる色で構成されたページ左上の四角形の領域を検出します。
6. 動画広告の検出
　広告カット機能がOnの場合、動画広告が表示されているか否かを画像認識で検出します。
　→動画広告が再生されている状況で表示される黄色いシークバーの有無を確認します。
7. 「広告をスキップ」ボタンの検出
　広告スキップ機能がOnの場合、「広告をスキップ」ボタンの有無を画像認識によりチェックします。
　→認識ミス防止の為、同時に広告表示時に表示される黄色いシークバーが表示されている事も確認します。
8. ボタンを押すマウス操作をエミュレート
　広告スキップ機能がOnの場合、ボタンを検出するとマウスを使って押す操作をエミュレートします。
　→通常は、Webブラウザ向けにWindowsメッセージを送るため、物理マウスの操作に影響は与えません。
9. 動画広告をファイル出力前にカット
　広告カット機能がOnの場合、録画データはバッファリングし、動画広告部分はファイル出力前に削除します。
　→動画広告部分は黄色いシークバーの状況と「広告をスキップ」ボタンの発生タイミングから認識します。
10. 録画対象領域の変化を自動追尾
　ウインドウサイズが変更されたり全画面表示/通常表示が切り替えられても録画領域は自動追尾します。
　→表示サイズが異なる複数の動画を連続再生している状況でも録画を継続できます。

- ご注意 -
本ソフトのYouTube録画モードは、上記の様に、主に画像認識によって機能します。
このため、Webブラウザに機能拡張モジュールの追加等は必要なく、特定のブラウザでしか動作しないという事もありません。
ただし、YouTubeの仕様が変わって表示内容が少し変わるだけでも、正しく機能しなくなる可能性があります。
その様な場合、可能であれば対応版に切り替えますが、時間がかかる場合もありますので、ご了承下さい。

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