Mirror-DTCの基本情報: 簡易サーバー

デフォルト設定では、全てのクライアントからの接続/切断イベントに対して同じバッチファイルを実行します。
クライアント毎に異なるバッチファイルを実行したい場合には、ClientXNameを設定後、対応する項目を設定します。
ClientXNameは4個定義できますので、4つのクライアントに対して、デフォルトとは異なる設定を行えます。

サーバーに実行させるバッチファイルは、MCSrv.exeと同じフォルダーに置いておく必要があります。
ファイル名は、デフォルト用の接続処理はMCSrvS0.bat、切断処理はMCSrvE0.batとします。
クライアント1～4用のバッチファイルは、MCSrvS1～4.bat、MCSrvE1～4.batとします。

デフォルト設定では、バッチファイルの実行は禁止されています。
実行したい場合には、StartBatSec/EndBatSecを変更します。
上記は、それぞれ、接続処理/切断処理用の設定項目になります。
各設定では、デフォルト,クライアント1～4の5個のバッチファイルの最大待ち時間を設定します。
デフォルト設定では-1になっており、バッチファイルの実行は禁止されています。
実行したい場合には、0～10に変更します。

- ご注意 -
サーバーはバッチファイルを実行後、上記の時間だけバッチファイルのプロセスを監視します。
監視中にプロセスが終了した場合には、そのタイミングで次のステップに進みます。
終了しなかった場合には、上記の時間後、次にステップに進みます。

バッチファイルはコマンドプロンプト上で実行されます。
このため、デフォルト設定では、バッチファイル実行中にはコマンドプロンプトが表示されます。
この表示を行わせたくない場合には、StartBatHide/EndBatHideの値を0から1に変更して下さい。

1.接続時に解像度を1366x768に設定し、切断後に1920x1080に設定する設定項目 (対象:全クライアント)
MCSrv.iniの設定項目:
　StartBatSec: 1 -1 -1 -1 -1
　StartBatHide: 1 0 0 0 0
　EndBatSec: 1 -1 -1 -1 -1
　EndBatHide: 1 0 0 0 0
MCSrvS0.batの内容:
　c:\Users\ishii\TiResChanger.exe /ResChange 0 1280 800 32 60 0 100 0
MCSrvE0.batの内容:
　c:\Users\ishii\TiResChanger.exe /ResChange 0 1920 1080 32 60 0 100 0
- 解説 -
MCSrvS0.bat/MCSrvE0.batファイルはMCSrv.exeと同じフォルダーに作成します。
MCSrvS0.batでは「ユーティリティ」ソフトのTiResChangerを使って画面解像度を1280x800に変更します。
MCSrvE0.batでは「ユーティリティ」ソフトのTiResChangerを使って画面解像度を1920x1080に変更します。
batファイルに記述するTiResChanger.exeのパスはドライブ番号から始まるフルパスを記述します。

2.接続時に解像度を1366x768に設定し、切断後に1920x1080に設定する設定項目 (対象:クライアント名=Client_1366x768)
MCSrv.iniの設定項目:
　Client1Name: Client_1366x768
　StartBatSec: -1 1 -1 -1 -1
　StartBatHide: 0 1 0 0 0
　EndBatSec: -1 1 -1 -1 -1
　EndBatHide: 0 1 0 0 0
MCSrvS1.batの内容:
　c:\Users\ishii\TiResChanger.exe /ResChange 0 1280 800 32 60 0 100 0
MCSrvE1.batの内容:
　c:\Users\ishii\TiResChanger.exe /ResChange 0 1920 1080 32 60 0 100 0
- 解説 -
名称がClient_1366x768のクライアントからの接続/切断時にbatファイルを実行します。
この時、4つ指定可能なクライアント名の1番目を使用しています。
クライアントの名称は、通常はクライアントPCのPC名ですが、クライアントのiniファイルで変更する事も出来ます。
クライアントの名称を同じにしておくと、一つの設定で複数クライアントに対して同じbatファイルを実行させる事ができます。