本ソフトでは、読み込んでいる動画の音声/映像情報を分析して利用する事ができます。
分析結果はファイル出力し、そのファイルを「ファイル」メニューから読み込んで利用します。

分析は「切り出し」メニューの「分析情報[音声]」/「分析情報[映像]」を使って行います。
分析対象は読み込まれている動画/音声ファイルの切り出し対象領域になります。

音声分析では、0.1秒毎の最大音量がチェックされ、結果がファイル出力されます。
映像分析では、フレーム毎の明るさ情報がチェックされ、結果がファイル出力されます。

ファイル出力された分析情報は「ファイル」メニューの「分析情報を開く」で読み込めます。
読み込まれた分析情報は専用ダイアログで表示されます。

初期状態では全データが表示されますが、ポップアップメニューから表示倍率は変更できます。
全データがダイアログに表示できなくなった場合には、表示を横スクロールできる様になります。

ダイアログでは分析データの特定位置を指定して、メイン画面のコンテンツをその位置にシークできます。
逆に、メイン画面のコンテンツ位置に対応する分析情報のデータ位置を確認する事もできます。

分析情報を利用すると、動画/音声を再生しなくても、様々な状況を把握できる様になります。

例えば、長時間録画/録音を行った監視映像/音声に、変化があったか否かを把握できる様になります。
この様なケースでは、長時間の再生確認をする必要がなくなるので、作業時間を大幅に短縮できます。

音声分析情報は、アナログレコードの再生状況を録音してデジタル化する様な場合にも使えます。
この様な場合には、音声分析情報から、曲間の無音期間を視認可能になります。
このため、曲ごとに別ファイル化しようとする場合には、作業を簡便化できます。

映像分析情報は、動画映像のシーン切り替えのタイミングを検索したい場合にも役立ちます。
通常、シーン切替時には、表示映像が一気に変化するため、映像の明るさ変化も急激に発生します。
このため、分析情報の変化が激しいタイミングを検索していく事にすれば検索作業を簡便化できます。