配布パッケージにあるinstall.shを実行すると、agmcut.desktopという名称のDesktopファイルがホームディレクトリ内の.local/share/applicationsに作成されます。
このファイルの内容を変更すると、起動オプションの指定/アイコンの変更が行えます。 ただし、GUI環境では特殊ファイルとして扱われるため、変更はプロパティを表示して行う形になります。端末上ではテキストエディタで編集できます。

まず、ホームフォルダーを表示した状態で、「表示メニュー」の「隠しファイルを表示する」をチェックします。 そうすると、ホームディレクトリ内に.localフォルダーが表示されるようになりますので、.local/share/applicationsに移動します。

次に、applicationsフォルダーにある「AG-ムービーカッター」のアイコンを右クリックしてポップアップメニューを表示させます。ポップアップメニューの「プロパティ」を選択するとプロパティダイアログが表示されますので、ダイアログ内の項目内容を変更します。

- プロパティダイアログ-


起動オプションの指定は「コマンド」フィールドで行います。

デフォルト状態では、「-a %u」が指定されていますが、例えば、この「-a」の部分を「-c」に変更すると映像出力がCairoに変更されます。「%u」は一つのファイルを入力パラメータとして指定できる事を示すために記述されていますが、この部分に特定のファイルを記述しておくと、起動時にそのファイルが自動的に読み込まれるようになります。

アイコンの変更はアイコン画像にアイコン用のpngファイルをドロップして行います。

アイコン用画像は必要に応じて拡大/縮小されますので、任意のサイズを使用できます。ただし、デフォルトのアイコン画像は256x256にしてありますので、これを一つの目安にすると良いかもしれません。

端末使用時には、~/.local/share/applications/agmcut.desktopをテキストエディタで直接編集できます。

- emacsで編集中のagcmut.desktop -


起動オプション/アイコンの変更は「Exec=」/「Icon=」行を変更する事で行います。

「Icon=」行にはアイコンとして使用するpngファイルのフルパスを記述します。
「Exec=」行には実行ファイルのフルパスに続いて起動オプションを記述します。